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事例理論対策~その3~ [相続の部屋]

今日のテーマは作文です。

本試験では規定の抜き書きでは対応しきれない問題もあり、ある程度は自分の言葉で書かざるを得ないケースも出てきます。

理サブや理マスを十二分に理解していれば本番でも即興で対応できるのでしょうが、大抵の受験生は普段やり慣れないことを本番でやっても上手く行きません。

そんな訳で作文を織り交ぜた解答を訓練してみましょう。

相続時精算課税ブロック

設例 

子Aは父甲より平成19年10月25日に日本国債3,000万円の贈与を受けた。子Aは翌年3月8日に相続時精算課税の特例の適用を受けるべく相続時精算課税選択届出書を贈与税の期限内申告書に添付して納税地の所轄税務署長に提出し、その特例の適用を受けていた。また、子Aは父甲より平成18年9月1日にも現金100万円の贈与を受けていた。 

父甲は平成21年8月15日に死亡した。

父甲の死亡により配偶者乙は1億5千万円の財産を子Bは1億円の財産を取得し、債務900万円、葬式費用150万円については相続人が均等に負担した。父甲の相続人は配偶者乙、子A、子Bの3人であり相続を放棄した者はいない。

(1)父甲死亡時に子Aが外国に住所を有する場合において、子Aの相続税の納税義務及び相続税の課税上留意すべき事項ついて簡潔に説明しなさい。

(2)子Aが日本国内に住所を有する場合において、子Aの相続税の納税義務及び相続税の課税上留意すべき事項について簡潔に説明しなさい。

(注1)解答する上で重複する規定がある場合には、(2)の解答において省略して差し支えない。

(注2)父甲は10年以内に相続により財産を取得していないものとし、子Aは障害者に該当するものとする。

(25点)

 作問者の解答はこちら 

(1)

①概要

子Aは外国に住所を有する特定納税義務者に該当することとなり、次に掲げる規定の適用がある。

②相続税の納税義務を負う場合

特定贈与者から相続又は遺贈により財産を取得せず、贈与により相続時精算課税適用財産を取得した個人は、相続税を納める義務がある。(以下「特定納税義務者」という。)

③相続税額の計算等

(イ)特定納税義務者に該当する者については、その特定贈与者からの贈与により取得した相続時精算課税適用財産をその特定贈与者から相続又は遺贈により取得したものとみなして相続税を課する。この場合の相続税の課税価格に算入される財産の価額は贈与時の価額による。

(ロ)(イ)の場合において、相続時精算課税適用財産につき課せられた贈与税があるときは、相続税額からその贈与税の税額に相当する金額を控除した金額をもって、その納付すべき相続税額とする。

④債務控除

相続又は遺贈(被相続人からの相続人に対する遺贈に限る。以下(2)において同じ。)により財産を取得した者が特定納税義務者(相続開始の時において法施行地に住所を有しない者に限る。)に該当する者である場合には、その相続時精算課税適用財産については、課税価格に算入すべき価額は、その財産の価額から被相続人の債務で一定のものの金額のうちその者の負担に属する部分の金額を控除した金額による。

⑤生前贈与加算

特定納税義務者に該当する者がその相続の開始前3年以内にその相続に係る被相続人から暦年贈与により財産を取得したことがある場合には、その者については、その贈与により取得した財産(その取得の日の属する年分の贈与税の課税価格計算の基礎に算入されるものに限る。)の価額を相続税の課税価格に加算した価額を相続税の課税価格とみなす。

(2)

①概要

子Aは日本に住所を有する特定納税義務者に該当することとなり、(1)と異なる取扱いとして債務控除と障害者控除の規定の適用がある。

②債務控除

相続又は遺贈により財産を取得した者が特定納税義務者(相続開始時に法施行地に住所を有する者に限る。)に該当する者である場合には、その相続時精算課税適用財産については、課税価格に算入すべき価額は、その財産の価額から一定のものの金額のうちその者の負担に属する部分の金額を控除した金額による。

③障害者控除

特定納税義務者に該当する者のうち相続開始の時において法施行地に住所を有する者が、その相続又は遺贈に係る被相続人の法定相続人に該当し、かつ、障害者である場合には、その者については、算出相続税額から6万円(特別障害者の場合には12万円)にその者が70歳に達するまでの年数を乗じて算出した金額を控除した金額をもって、その納付すべき相続税額とする。


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