So-net無料ブログ作成

相続税法を受験される方へ~前編~ [相続税法]

10月も中旬になると寒いと感じることさえあり、今朝は布団からなかなか起き出せないでいました。

さて、今日は久しぶりに受験生らしい記事でも書いてみようという気になり

私が相続税法の受験で苦労した立場から、相続税法の学習方法についてお話しします。

科目の概要

相続税法の学習を始めたときの第一印象は、理論は覚えづらいが覚える題数も少なく法人・所得よりは楽かな、また、計算も財産評価や個別計算などあるけれど法人の個別問題の数に較べれば、こちらも比較的に取り組み易いかな程度でした。

それでも何年も受験を続けたことで相続税法受験生のレベルが異常に高いことに気づきました。

具体的なレベルの高さは後で述べるとして、少なくともレベルが高いと言われる法人と比較しても、相続税法受験生はもっと上のレベルにあると思います。

例えば、複数年受験生が1年間みっちり学習し講義時間と自習時間を併せて1,000時間を超えていたとしても、なかなか答練で上位20%をキープすることは出来ません。

また、本試験において計算のケアレスミスも3つは完全にアウトで、2つでも挽回するには他の所で完璧な解答でないと取り返すことが出来ません。(昨年、一昨年は、理論の難易度が高かったため例外)

そんな受験生レベルの高さを踏まえて、これ以後、相続税法ではどのような学習をしたら良いか理論・計算とに区別してお話しして行きます。

理論の学習方法

理論については、個別理論の暗記を1~2月中に定着させ、出来るだけ早いうちに応用・事例理論の対策を始める必要があります。専門学校が5~6月頃に対策講義を始めますが、それに併せて始めたのでは講義を聴くだけ(インプット)と、その後本試験までに講義のテキストを読むだけ(インプット)だけで終わってしまいます。

応用・事例理論対策としてのアウトプット作業は、O原なら上級模試、直前対策答練、裏答練だけ、Tなら基礎答練、応用答練、的中答練だけになり、その復習も本試験までに柱挙げの練習を数回するだけなってしまいます。

これでは応用・事例理論対策としてのアウトプット作業が全然足りないのです。

ではどうすべきか?

人によって合う方法、合わない方法があり一概にこうしたら良いとは言えないので、ここでは私の応用・事例理論対策を紹介することとします。

私の場合、何年もO原で受験しており理サブベースの理論は頭に入っていたから、1月からTAC上級クラスで受講するときも理マスでの暗記はせず理サブと理マスの違いを洗い出し、各々の弱いところを補完した個別理論を作った上でそれを簡略(短くする)するように努めました。

この作業は適当に短くするのではなく、間違った理論にならないように条文を調べたり、出来上がったものを何度も読み返したりした為、ここで各々の論点の理解が深まったと思います。

この簡略理論(ワード入力)をB5版で印刷、4つ折りにして持ち歩きます。個別理論はこの簡略理論を覚えてましたが、理論によっては問題の末尾に簡略前の理論を貼り付けたりして必要なら専門学校レベルに近いフルパターンの理論を書くことも出来るようにしていました。

応用理論(理ドク)は簡略理論を各々の柱に貼り付けます。

また、応用・事例理論の新しい切り口や答練で気になる切り口があればそれをワード入力して暗唱サイクルに加えたので、理ドクだと30題ですがそのうち3題パスしても結果的に応用事例理論の暗唱題数は56題となりました。

最後に応用・事例理論対策の仕上げ用として、4月頃から理論キーワード集(B5版4つ折りを2枚)で切り口ごとの柱挙げ練習を行っていました。数年前まで直前講義に使った応用理テキや理ドクの解答欄を伏せて、解答の柱挙げをする方法をアウトプット作業としていましたが、これを柱挙げに特化させたうえ、いつでもポケットに入れて持ち運べるようにしたものです。

以前は『アウトプット作業=筆記』と考え1日1題の書き取りを行っていた年もありましたが、昨年辺りから自分で個別理論を短縮や編集したり、応用・事例理論を作ることでアウトプット作業と同等の効果が得られると考えるようになりました。

ですから、今年は自宅で理論の書き取りみたいなことは全くしませんでした。

おまけ

理サブは理論のまとめ方が上手で覚えやすいけれど申告手続に関しては、その内容が薄く足りない部分もあり、その足りない部分を捕捉するために理マスを併用して学習すると良いです。

本試験における理論問題への取り組み方 

ここで10月1日に出題のポイントが出たから、今年の問1の解答範囲についての私の考えを話します。

出題のポイントでは解答の柱が6つ、それに対して解答用紙が4枚あります。

TACの理ドク22問若しくは、O原の解答速報がベストアンサーと思われますが、そのまま書くと解答分量が3枚半以上になってしまいます。理論用紙1枚を10分で書ききれる人なら35分、12分掛かる人だと42分もの時間が問1に必要となってしまいます。

本試験では、これに問2と計算問題もあるので、問1に42分も掛ける訳には行きません。ここで理論を簡略する必要が出てくる訳ですが、センスの有る人なら即興で短くすることも出来るのでしょうが、普通の人がいきなり短くすることは却って時間が掛かってしまうことにもなり、普段から短くする練習又は、理論を簡略していない人は、せいぜいカッコ書きを省略する程度しか出来ません。

たぶん、カッコ書きしか省略せずフルパターンを書いた人は問1で高得点を稼げたでしょうが、問2に掛ける時間が足りなくなります。

少なくとも私は問2に30分掛けて解答したので、もし問1に35分掛けたとしたら、理論で65分も掛けたことになります。

そうすると残り55分で計算ということとなり、計算の時間が足りなくなってしまいます。

私の場合、1分位問題文を読んでから理論1時間、計算1時間と時間配分を決めて、普段計算を先に解いていたけれど、本試験では解答する時間が想像できない理論の問2から解くことにしました。

問2での解答時間が30分掛かったことから問1は30分で書き終える分量にしなければならず、理ドク問22問の省略パターン、かつ、手続と隠蔽仮装をパスして書き終えました。余談として残り時間4分で計算が終わったので、問1を追加で書いたりしています。

ここで言いたいのは、解答時間や解答分量について、フルパターンを書いたら何分、フルパターンでもカッコ書きをパスしたら何分、省略パターンで書いたら何分、省略パターンでもカッコ書きをパスしたら何分で書けるか把握して置くことも必要だということです。

また、一昨年の本試験問題のように訳の判らない出題では、全ての受験生が解答の柱を挙げきれないから、少しでも他の受験生よりも柱を挙げられるようにする為、理解を深め、その理解したものを実際に解答として表現できるような練習も必要です。自分で新しい切り口を考えて理論を作る作業などは、そういった練習になるかも知れません。

余談:理論について、まだ書き足りませんが力尽きました。

次回、後編は計算及び本試験での取り組み方を予定しています。


コメント(2) 
共通テーマ:資格・学び

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。